忍者ブログ
Home > 怖い話

怖い話を集めるブログ

怖い、不思議、謎な話をネット上から拾ってきます。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

鏡に映る彼女

以前付き合っていた彼女は、顔はイマイチだったがオッパイがデカくて
肉付きのイイタイプだった。男性経験は少ないがそのぶん積極的で、
進んで口に頬張ってくれるサービスもなかなかだった。

双方の都合により毎度ラブホだったので、日毎に場所を変えつつ、
ある日とあるお粗末なラブホに入った。ベッドのクッションがイカれて
ギシギシいうけどそれも一興、片脇の壁に巨大な鏡が埋め込まれていた。
戯言を言いつついつもどおり事を進めて、鏡に映る自分らの痴態を
見やると、彼女が鏡ごしにこちらを凝視していた。

そのあまりの無表情に驚いて現物を見下ろすと、いやいや、荒い息。
しかし視界の横では明らかにこちらを見ている彼女が写りこむ。
なにやら違う汗が噴いてきて、それでもやる事はしっかり終えた。

しばらく雑談したあと彼女が眠ったので、自分もしょんべんでもして寝るべと
トイレに立った。戻ってくると斜め前に鏡があってベッドが映ってるんだが、
シーツから首だけ出した彼女がやはりこちらをじっと見つめていた。
当の本人は天井向いて寝息というか軽いイビキをかいているってのに。
あの能面のような無表情は今でも瞼にこびりついてる。

とっくに別れてここ数年女日照り。しかし今でも鏡は苦手で、
錯覚とも言い難いいやーな出来事。

拍手[0回]

横たわる女

旅行行った時の話

私は海外とか綺麗なリゾートホテルはあまり好きじゃなくて、趣のある落ち着いた温泉宿が好きなんだ。
だから嫁と旅行行くときは毎回私が無理を言って温泉宿をとってもらっている。
その日もなかなかの旅館で私は満足していました。
晩御飯も食べて温泉にも入って、一杯飲んだところでお互い眠くなってきたので寝ることにしました。
一応旅館なので蒲団は二枚敷いてありましたが私と嫁は同じ布団でねました。

しばらくしてふと目が覚めて・・・
私はたいてい寝るときは腕枕をしてあげていて、夜中に目が覚めると腕が痺れていることがよくあります。
その日も腕が痺れていたのでそっと腕を嫁さんから抜きました。

その時・・・・・
私たちが使っていない布団に髪の長い女が横たわっていました。
あまりの出来事に私は金縛りにあったかのように動けず
何度か嫁さんを起こそうと試みましたがやはり体は動かず声も出ないので無理でした。

女から目をはなしたら駄目な気がして私はとにかく女を注視していました。
すると
少しずつ女がこちらを向いているのです。
反対側を向いて横たわっていたのがゆ~っくりと
だんだんだんだんこちらを向いて

私の心臓は今まで経験したことがないバクンバクンと聞こえるくらいの大きな音を立てていた
そして完全にこちらを向いたとき私は恐怖のあまり泣き叫びたくなりました

もう一つの布団に横たわっていたのは私の嫁でした。


あれ以来私は旅館に泊まることができなくなってしまいました。

拍手[0回]

トンネルの女の子

ちょっと書かせてもらう。怖かったんだ。ほんとに怖かったんだ。

20数年生きてて心霊現象なんてついぞお目にかかったことがなくてさ。
怖い話は好きだけど、そんなの実際にはありえないって否定派だった。
今は、肯定する気もないけど否定もできない。もうわかんね。

親戚んち行く時に通る山道にトンネルがあるんだ。
いつもは車で行くし、その日も車で行った。でさ、そのトンネル、いろんな噂があるんだよ。
色んなつってもまぁ、首なしライダーとかパタパタさんとか都市伝説系。
口裂け女が流行ったのと同時期に誰かが流したウワサなんだろうね。
そんなくだらない噂でも、やっぱり聞いた後で丑三つ時に通るのは怖いけど。

それでもその日は夜じゃなかったから怖い思いもせず平気でトンネルを通過しようとしたんだ。
そしたらさ、トンネルの入り口に猫がいるの。普通のノラ猫。
あのさ、猫、大好きなの俺。
写メ取らなきゃ!って端っこに車停車させて降りた。やめときゃよかった……。



443: 2:2010/03/31(水) 13:56:02 ID:GXMMaHhy0
携帯カメラを猫に向けて写メろうとするんだけど、近づくと逃げてく。当然トンネルの中へ。
ダーッって走ってじゃなく、トットットって。そんでこっち振り向いてまた停止。
まぁ、微妙な距離の取り方も猫ならよくあることだ。
その様が可愛いから、カメラ向けながら俺もまた追うわけよ。タッタッタって。

トットット。 

タッタッタ。

トトトトト。

タタタタタ。
タッタッタ。

あれ…?足音、ひとつ多くないか…?って思ったのと携帯の液晶に不審なものが映ったのは同時だった。
映ったっても目の前の光景じゃなく、トンネル内暗いからさ、液晶に反射して俺の背後が映り込んだわけ。
居たんだよ。女の子っぽいのが。
心拍数跳ね上がったけど気付かないふりして「にゃんこたんにゃんこたん待てよーwにゃんにゃんにゃん」とか言いながら猫を追った。
女の子っぽいものもずっと猫と俺を追ってきてた、と思う。
あの時程トンネルがこんなに長いなんて思ったことはないなぁ。

そんでたどりついた出口。良かった、何事も無かった。さて、車はトンネルの向こう側なわけだがどうしよう。
もうトンネルなんか通りたくない。こっからは歩けない距離でもないしひとまず歩いて親戚んち行こう。
そんで奴の車で一緒に俺の車取りに来よう、なんてもうすっかり安心してた。
なんで、トンネルを出ただけで安心しちゃったんだろ。



444: 3 終わり:2010/03/31(水) 13:57:00 ID:GXMMaHhy0
歩きだした俺は十数メートル先を見てまた心拍数上がった。
いたよ……。道の端っこ。行動範囲トンネルだけじゃないのかよ……。
今度は姿かたちも視認できる。多少ボヤけてたけど小学校高学年くらいの女の子だった。

躊躇したけど行くも地獄戻るも地獄なら、行くしかなかろ?腹決めて歩き出した。
まぁ、開けた道路よりトンネルで遭遇した方が怖いからなるべく心臓にやさしい方選んだだけなんだけど。
っつうか、あの時は怖すぎるから考えないようにしてたけど、どう見ても俺を追ってきてるよね。

反対車線側を歩きつつも少しずつ距離が縮まってって、とうとうそれを横切るぞって時。
好奇心に負けてチラ見しちゃったんだ。そしたら女の子さ、頭怪我してた。顔半分とコメカミ付近。
少なくとも見た目だけは酷い傷ではなかったから、なんとか心臓は持った。

交通事故かな、かわいそうだな。なんて思ってさ。その子がすごく可哀そうで泣きたくなって……俺はバカだった。
にわかに父性なんか出しちゃってその子に近づいてったんだ。
そんでその子の前でしゃがんで可哀そうにって泣いた。聖人気取ってた。ほんとバカだった。

その子、なんかよくわかんない形相になって、俺の顔に自分の顔近付けて、「う゛ぉぁあ゛あぁあーーー」って。
そん時直感的に気付いた。あ、ダメだ。理屈通じない。やばい、って。
感情とか読み取れないんだ。っつうか、無いんだ多分。最初から近付いちゃいけないもんだったんだ。
後はもう振り向かずに親戚んちまで必死に走って逃げた。

もうトンネルには怖くて二度と近づきたくないから、帰りは遠回りで別の道で送ってもらった。
車は父ちゃんに取りに行ってもらった。
けど、今でもトンネルの側に放置してた車に乗るのが少し怖い。

拍手[2回]

赤ちゃんの人形

つい最近の話。深夜の公園で友達としゃべってて、小便がしたくなったから
ちょっと離れた公園内のトイレにいった。何やら線香くさいなぁ・・と思いながら
用を足してトイレから出たら、上下スウェットで髪ぼさぼさの若いのかおばさんなのか
よくわからない女が、水飲み場の台の上に赤ちゃんの人形を置いて、
その口に線香を焚いて挿していた。

人形は紙粘土か何かでドロドロになっていて、宇宙人みたいに見えた。
死ぬほどビックリしたが、周りの事なんて気にしない、と言った様子だったので
俺は回り道をして戻ろうとした。すると、その女が

「あの・・・・・・、あの子にお線香を上げてやってくれませんか・・・?」

俺はなぜか動けなくなり、顔だけ女の方を向けたまま固まってしまった。
黙っていると女が、体勢を低くして、両手を前に出しこっちへ向かって歩いてきた。
俺は必死で逃げた。
友人の所へ戻り、事情を説明しながら大通りまで疾走した。

次の日の朝、その公園へ行くと、無数の線香と線香の燃え滓が落ちていた。

拍手[0回]

ムサカリ絵馬

自分も画像処理とか昔はよく依頼されていたので、何だか情景が浮かぶというか・・・。

--------------------

俺は今は大きなデザイン事務所に勤めてるんだけど、
専門学校を出てしばらくは学校から勧められた冠婚葬祭会社で写真加工のバイトをしていた。
葬式の場合は遺影用としてスナップから顔をスキャンしてスーツ姿にしたり、
結婚写真の場合は全体的な修正などの仕事が多かった。あとは写真に関係ない細々した雑用。

ある20代の若い男性の葬儀で、アルバムから遺影用の写真を選ぶのに自分も加わったけど、
そのあとで60代と思われるご両親から呼び止められて奇妙な依頼をされた。

それは故人となった息子の結婚写真をつくってほしいという話で、
未婚のまま病気で亡くなった息子が不憫でならない、なんとか空事でも結婚式を挙げた写真を残したいが、
そういうことはできるものかと尋ねられたんだ。
まあ、できるかどうかは素材の画像が揃ってるかどうかで決まるんだけど、
会社で正規に請け負う仕事とは違うんで、その場での即答は避け正社員の先輩に相談した。


428: 本当にあった怖い名無し:2012/05/31(木) 19:40:45.70 ID:A9d0tpN10
先輩は「それはムサカリだろう。」と言って続けた。「東北のほうでは結婚前に亡くなった男性には
架空の結婚式を挙げた絵を描いて寺社に納める風習があってそれをムサカリという。おそらくそうした
ことをしたいんだろうね。もうすっかり廃れたと思ったが、まだあるとこにはあるんだね。いや会社としては
引き受けられないよそんなの。ただお前が個人として依頼を受けるのは関知しない。ま、やめといたほうがいいと思うけどね。」
まとめるとこういう話だったが、俺は、いかにも心苦しいというように頼みを切り出してきた父親の姿や、
葬式中ずっと泣き続けていた母親の姿を思い出して引き受けようと決めた。

ご両親と話を進めていき、故人の新郎は成人式に紋付袴で写した写真があるとのことで、
それを流用させてもらうことにし、ご両親には盛装していただいて新たに撮影することにした。
金屏風の前に新郎新婦がいて、その両脇にご両親という構図を考えた。
で、問題は新婦なんだ。俺としては和服の花嫁姿はどっかからひっぱてきた画像、顔はちょっと面倒だけど、
目や鼻など顔のパーツ一つ一つをコラージュして、全体としてはこの世にいない女性像をつくろうと思ってた。


429: 本当にあった怖い名無し:2012/05/31(木) 19:41:16.10 ID:A9d0tpN10
ところがご両親は、ぜひともこの写真を使ってほしいと一枚の紙焼きを出してくる。
新婦の顔はどうでもこの女性の顔にしてほしいと言って必死の形相になっている。
それをスキャンで取り込むのは簡単だけど、俺は先輩から言われた言葉を思い出した。

「ムサカリ絵馬は、言い伝えではまわりの参会者はいいけど、
新郎新婦の顔をまだ生きている人にしちゃいけない、また生きている人の名前を入れてもいけない。
それをやるとその描かれた人には冥界からのお迎えが来るんだ。・・・馬鹿馬鹿しいと思うだろうが、
東北の○○県のあたりにはそういう力を今でも顕すことができる神社が残ってるというぜ。」

俺はおそるおそる、生きている人はまずいんじゃないですかと聞いてみた。しかしご両親が言うには
その写真の方も亡くなっていて、生前は婚約関係にあったのだと。その女性が亡くなったのが原因で息子も
病気になったようなもの、どちらも故人だしあの世ですでに一緒になっているのだろうが、正式な式として地元に
報告できればうれしい、と切々と述べ立てられ俺は半信半疑ながらこれも承知してしまった。謝礼として10万円いただいた。


430: 本当にあった怖い名無し:2012/05/31(木) 19:44:42.91 ID:A9d0tpN10
写真はできあがり、最後の最後に息子さんの名前とご両親から聞いた女性の名前を同姓にして画像に入れ
絵馬にしやすいようパネルにして手渡した。自分として出来映えは満足のいくものだった。

ご両親はうれしそうに、これを持って地元の○○県に帰りますと言った。
その帰省先が先輩の言っていた県だったのでちょっとギョッとしたけど、深くは考えないことにしていた。

それから2週間ほどして、地方新聞に事故の記事が載った。
被害者は即死で、なんと病院の前で救急車にはねられたということでこちらの地域ではいろいろ問題になった。

その病院はこれまで書いた息子さんのご遺体を搬送してきたところで、
新聞に被害者の女性の写真は載らなかったが、名前は俺が画像に入れたのと同じだった。
これで話は終わりです。

拍手[1回]

大人の事情

PR

最新コメント

[01/17 NONAME]
[12/12 名無し]
[02/14 NONAME]
[01/01 NONAME]
[12/25 名無し]

賽銭箱

ブログ内検索

運営サイト

サイト監視
>我が身を守るために。
散骨
>密かに流行ってると。
合宿免許
>免許は合宿でサクッと取ろう。
犬 消化器病
>ペットは家族の一員です。
引越し 手続き
>事故物件には引越さないで。
ネット お小遣い
>ネットでお小遣いを稼ぐ方法。
アクセス解析 比較
>最新のアクセス解析比較。