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怖い話を集めるブログ

怖い、不思議、謎な話をネット上から拾ってきます。

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怪奇現象の多い家

子供の頃に住んでいた家がおかしい時期があった。
15歳~20歳くらいの時が一番おかしくて、いろいろな不思議現象があった。
遊びに来る友達も何人かが「おかしい」と感じたようです。

下記の話に比べたらたいしたことないけど、壁に顔の表情がわかるようなシミが出てきたり、扉が開かなくなったり、変な物音、金縛り(男の人がいたらしい)、置いてある電話から叫び声が聞こえるなどなど。変な事が多かった。

今は引越してしまい、その家には違う人が住んでいる。大丈夫なんだろうか?


流れ切って申し訳ないですが、投下しちゃいます。
もうここ数年はめっきりなくなったんだけど当時、俺の家って毎日がお化け屋敷状態って時があった。

大抵は家の風景に溶け込んでて一瞬見ただけなら全然違和感を感じないの。
後から思い返してあれっ?って思う事が多かったかな。

元々家の周りは竹やぶでさ、今住んでる家が建った直後も
周りに他の家なんて建ってなくて木とか竹が鬱蒼としていた。
ちょうど家を建てた場所が狸の巣があったとかで、そんな場所を潰してまったのも関係あるのかな?
何気なく二階のベランダから外を見下ろすと少し大きい狸が家をじっと見てた時が何回かあった。

結構色んな物を見たんだけど全部話すときりがないので印象的な出来事を書かせてもらいました。
よく遭遇するのが、家族の姿をしてるけど全く違う者の接触。


92: 本当にあった怖い名無し:2011/11/18(金) 02:59:36.31 ID:EvykPj7Ri
風呂に入っていると風呂のドア越しに母親が話しかけてきた。
風呂のドアは曇りガラスになっていてなんとなく母親がよく着ていた薄い桃色の部屋着を着た影がみえた。

声も勿論母親なんだけど何を言ってるか聞き取り難かった。
身体中泡だらけだったし、お風呂から出てからにしてくれとドア越しに言った。
そうすると母親の影はすーっと去った。

風呂から上がり二階の和室でテレビを見ていた母親に要件をきくとキョトンとされた。
先ほどの経緯を説明しなんの話だったのか聞くと、
ずっとテレビ見てたし下には行ってないとのことだ。

曇りガラス越しに見た影は母親そのものだったし声も母親の声にきこえた。
ちなみに母親は家族で1番背が高く170㎝弱程あるのでおそらく他の家族と見間違えたということもないはず。
他の家族にも確認したが、俺が入浴中に話しかけた人はいなかったそうだ。


93: 本当にあった怖い名無し:2011/11/18(金) 03:03:57.85 ID:EvykPj7Ri
また別の日に、当時離婚してうちに居候していた従姉妹からきいた話。
従姉妹が風呂に入ろうと二階の居候部屋から一階にある風呂場に行く時、
同じく一階にある台所を横切ろうとしたら真っ暗な部屋に
大きな食事用のテーブルの上で俺が正座をして座っていたそうだ。

従姉妹に対して後ろ向きに座っていた為、顔は分からなかったそうだ。
そのまま真っ暗な闇を見つめながら従姉妹に対して「うちって四人家族だよな?」っと問うそうだ。
従姉妹はその時はそうだと答えた。
そうしたら「そうか、、、」っとぶつぶつと1人でに呟いていたそうだ。

特に従姉妹は怖かったとかそんな印象もなかったそうだが
部屋に下着を忘れていたのを思い出し、再び二階へ上がった。
そうしたら俺が二階の部屋でゲームをしてるもんだから、
あれ?あんた今下にいたでしょ?っと言われた。

もちろんその話を聞いてすぐ一階に降りたが何もなかった。
ちなみに二階へ行く階段は台所を覗いた従姉妹の
すぐ後ろにあるので従姉妹を抜かして上に行くことは不可。
というか俺はそんな事してない。

直接声を聞いたのはこれくらいかな、
あとは下で父親が煙草吸ってるのに二階の和室で障子の張替えをしてる父親の後姿が出たり、
誰もいない二階で足音がぐるぐる回ってたりとか。
全く知らない女の人が階段の曲がり角で顔だけ覗かして俺と母親の話をうんうんと相槌しながら聞いてたり、
風呂場のドアに白装束が十字に貼り付いててしかも黒い長髪がでろーんと垂れてたりとかもあった。

本当は金縛りあったことを書きたかったんだけど、
ここまででちょっと長くなったので一旦ここで止めときます。
たいした話じゃなくて失礼しました!

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プレゼント

怖いっていうか不気味っていうか、やっぱり怖い。
人間の狂気というのは恐ろしいものです・・・。

それは私が大学生の頃の話です
一月に友人達が先取り誕生パーティーを開いてくれまして
友人達と過ごせる一日を私はとても嬉しく思っていました
二週間以上も先取りして冬季休暇中だったので
途中カラオケに抜け出したり酒を買ったり丸一日歌って飲んでの大騒ぎ
自分はなんて、身近に陽気な人たちをもてているんだろうと光栄にも

そして誕生日プレゼントを沢山いただきました
高いものではないです
みんな、半分はイベントを口実に集まって騒ぎたいわけですし
裕福なわけでもないですから
でも、気心の知れた仲間でしたから
私が欲しがりそうなもの、私が喜びそうなもの
実際どれも私は喜んだんです

誕生日当日私はパーティーに来なかった友人に呼び出されました
友人は棒状のものを私に差し出しました
それは黄土色と茶色と黒を集めたような変な棒で
ところどころ皹がはいっていたり又別のところはやたらとなめらかだったりしました

http://syarecowa.moo.jp/199/33.html

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201号室

606: 本当にあった怖い名無し:2011/10/23(日) 02:42:18.90 ID:GWX8COzx0
登場人物はすべて仮名にしておきますよ。

去年まで俺がすんでいたアパートはコの字の形をしている
3階建てのエレベーター無で、204号室を使っていた。
自分の玄関からは正面に201号室が見える。
201号室は俺が入居してきたころにはもう空き室だった。

部屋をあまり汚したくないということもあって俺は夜中に
よく玄関先で煙草を吸っていた。見つかると嫌な顔をする人もいるんで
玄関先で煙草を吸うのは大抵が夜中だった。

その日も夜中の1時ごろに一服していたんだが、
正面に見える201号室の玄関横の窓になんか変なものを見つけた。
最初はただの白っぽい汚れだと思っていたんだが、
近づいていってよく見ると子供の大きさくらいの手形のように見えた。

多分近所の子供が入り込んで空き室なのをいいことに窓を汚していったんだろう。
まったくやれやれ・・・と思って
何気なくその汚れを指でなぞると想像していたような感触が指になかった。

その汚れは中からつけられていた。
ああ、近所の子供じゃなくて、これは清掃か何かをする人が
汚したんだなと思い直してその日は部屋に帰った。


607: 本当にあった怖い名無し:2011/10/23(日) 02:45:53.60 ID:dQxqGeV60
それから数日が経って手形のことなんかすっかり忘れていたんだが、
ある日また同じように煙草を吸いに玄関先に出て
ふと201号室の方を見たときにおかしなことに気が付いた。手形が大きくなっている。

いや、大きくなっているのとはちょっと違う。
手を押し付けたまま力を入れて横にずらしていったような。手形が横に流れるように広がっていた。
とんでもない業者がいたもんだなぁ・・・などと思いながら思わず見入っていると、
203号室の扉が開いてそこに住んでいる田中さんという男性が顔を出した。

「あ・・・」まずい、煙草を吸っているのを見られた。
後ろを振り向いて携帯灰皿にぐりぐりと煙草を詰め込み、気まずさから振り返れないでいると
「ははは、いやどうぞ気にせずに」という声が後ろから聞こえてきた。

「すいません・・・」と振り向くと田中さんはそーっと近寄ってきて小声で
「あれ、大きくなっていますよね?」と話しかけてきた。
「あ・・・。やっぱりそう思います?とんでもない業者がいたもんですよね。」
「業者・・・。なんですかねぇ。」
「?どういうことですか?」
「私もそう思ってこの前大家と会ったときに聞いてみたんですよ。でも、中の清掃ならとっくに終わってるって」
「え?だとしたらやっぱりいたずらですか?」
「でも、カギは全部閉まっているはずなんですよ。実際見てもらったんですけど『元からある汚れだ』ってきかなくって。大家さんもトシのせいかだいぶん見づらくなってるから」

じゃあ、なんなんだろう・・・。俺が難しい顔で考え出すと微妙な空気を察知したのか
「あ、こんな夜中に変なこと言っちゃいましたね。申し訳ない。では私はコンビニに行くので・・・」
と階段を降りて行ってしまった。


608: 本当にあった怖い名無し:2011/10/23(日) 02:48:31.30 ID:/zgmvsKx0
少々尋常ならざる雰囲気をその部屋から感じた俺は友人の知り合いの佐藤さんに声をかけてみた。佐藤さんは、よくこのスレに出てくるような「霊能者」でも「霊感がある人」でもない。
そういうことが好きで人より多くそういう類の本を読んでいたり、人より多くそういう怪しい場所によく行っている、その程度の人だった。身なりも普通だし、性格も穏やか。

変に騒ぎ立てるのも恥ずかしい気がするが誰かには相談したい。
だったら佐藤さんかな、と思っただけだった。
話を聞いた佐藤さんが早速見てみたいというので日曜の夕方に家に連れてきてみた。
あんまりマジマジとその手形を見るので誰か通ったらどうしようと気が気じゃなかった。

「これ、出ようとしたがっているみたいだよね?この部屋から。」
「出たい?」

「あくまで推測だけど」と断ってから佐藤さんは話し出した。
何者かがこの部屋から出たがっている。
今までは以前ここに住んでいる人がなんらかの処置をしていたから動くに動けなかったんじゃあるまいか。

前の住人がこの部屋から出ていく時に、
その処置もある程度は残していっただろうからそいつは今でも自由には動けない。
でも、何かのはずみでこの窓のところにだけスキが出来てしまったんだと思う。
なぜその前の住人がそれを閉じ込めたがったのか。そもそもそいつはいったい何者なのか。
それはわからない。

「じゃあ、大家さんに頼んで一緒に中に入ってみます?」と誘ったものの丁重にお断りされた。
「僕にその勇気はないな。ここ、なんか空気悪いよね。素人の僕でもそのくらいは感じるんだよ。」と言ってそそくさと階段を降りだしたので
慌てて追いかけて、ここまで来てもらったお礼として外で夕ご飯をおごった。
佐藤さんはその手の話題が非常に豊富で、ついつい遅くなるまで話を聞き入ってしまった。

その帰り。


609: 本当にあった怖い名無し:2011/10/23(日) 02:57:03.53 ID:6LkCRXrd0
ずいぶん遅くなってしまったので小走りでアパートに戻ると田中さんと一階のポストの前で会った。
仕事の帰りだという。

「日曜のこんなに遅くまで大変ですね」「いやぁ、まあね・・・。」
なんて話をしながら階段を一緒に上がる。夜遅く、周りがシーンとしていることもあって
201号室の方は見る気になれなかった。それは田中さんも同じようだった。
二人でまっすぐ前を向きながらどうでもいい会話を2、3交わした。

2階に着いて
「じゃあ」
「あ、はい」
と行って別れる。

ポケットからカギを出してドアを開けようとしたが夕方の佐藤さんの話がどうしても気になる。
ちょっとだけなら見てもいいかな・・・。
等と思いゆっくり振り返ると先に田中さんの横顔が目に入った。
田中さんは大きく目を見開いて固まったまま一点を凝視していた。視線はおそらく201号室だ。
恐る恐る201号室の方に顔を向ける。何かがおかしい・・・

「開いてる」
「はい?」
「窓、開いてる」

窓に視線を移すと、確かに開いていた。
俺と田中さんが目を離せなかったのはそれだけではない。何かが出てこようとしていたからだった。
それは、当初想像していたような人のかたちをしたものではなかった。
黒くて、小さくて、ぬるんとしていて・・・。

例えるなら爬虫類のようなものだった。そいつがずるずると窓の隙間から這い出てこようとしている。
まずい。こいつに見つかったらまずい。本能的に感じた。

慌ててポケットの中の鍵を探る。田中さんはもうすでに鍵を鍵穴に差し込まんとしているところだった。
引っかかってなかなかポケットの中から出てこない。
思い切って手を引っ張るとそのはずみで鍵は手から離れて柵を越えて下に落ちて行ってしまった。

下に行くには階段を降りなくてはならない。
そのためには201号室の方に向かう必要があった。
俺にはその勇気はない。
「べちゃつ」という音に振り返るとそいつはもう窓から出てしまっていた。
どうしようもなくなりその場にへたりこんだ。
田中さんが鍵を開け、扉を開いて中に入ろうとしたまさにその時。


610: 本当にあった怖い名無し:2011/10/23(日) 02:59:45.20 ID:e0GM2n5+0
今まで非常にゆっくりと動いていたように見えたそいつがものすごい勢いで地を這うと、
扉が閉まる寸前に田中さんの部屋にするりと入っていった。
田中さんからは死角だったんだろう。

そのまま「バタン!!」とドアが閉まり、ドタドタと奥の部屋に向かう足音がして、
その後は静けさだけが残った。
俺はそのまましばらく動けなかった。

その後、田中さんを見かけなくなった。
だからといって部屋の様子がおかしいとか、なにか奇声がするとかそういうことは全くなく、
ただ単に俺とのタイミングが合わなかっただけかもしれない。
俺は佐藤さんにその事を報告しにいった。俺はどうするべきかわからなかったからだ。

佐藤さんが言うには田中さんが選ばれたのはただ単に偶然だろう。
近かったから。その程度じゃないだろうか。とりあえず君は運が良かった。
あいつが何者かはわからない。けど、その見た目を聞く限り、どう考えてもまともなものじゃない。

田中さんをどうするつもりなのか、それもわからない。今すぐなのか、ゆっくり時間をかけてなのか。
とにかく、田中さんにはもう関わらない方がいいんじゃないか。
一番いいのは前の住人から話を聞くことなんだけどね・・・。

それを聞いて大家さんに話をしてみたが個人情報保護法云々でそういうことは話せないんだそうだ。佐藤さんは、これ以上この件に関わることをやんわりと拒否した。
その後俺は、会社からの転勤話にこれ幸いと乗っかってそのアパートを出た。もう何年も前のことだ。田中さんはまだあのアパートにいるのか、そもそもあのアパートはまだあるのか。
気にはなるが、確かめにいく気にはなれない。

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見つめる少女

俺の友人が中古車を買いました。
その車はずいぶんと安くて、すぐ気に入ったそうです。
早速、その買ったばかりの車に乗って、飲み会に行きました。

その道へ向かう途中に、小さな女の子がぽつんと立ち、ずっとこっちを見ていました。
そのときは特に気にもとめず、そのまま飲み会へと急ぎました。

飲み会が終わったあとの夜中、暗い道を走っていると、あの女の子がまだいたのです。
さすがに不思議に思った友人は、女の子のところへ行き、
「こんな遅くまでどうしたの?」
と聞きました。
そして女の子から帰った返事は。


「その車にひかれたの」

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祖母の祈り

私は大変なおばあちゃんっ子で、中学になってもよく祖母の家に遊びに行っていました。
父方の祖母なのですが、父親は私が幼いころに不慮の事故で死去していました。
祖父を早くに亡くした祖母は、唯一の血縁者だと言って、私をとても可愛がってくれました。
しかし、母親はあまり祖母と仲が良くなかったのか、一度も一緒に祖母の家に入ることはありませんでした。

私は毎週日曜日の午前中に、祖母と神社にお参りに行くのを日課としていました。
大変信心深い人だったので、雨の日でも必ず行き、
父が他界して間もないころから欠かすことはありませんでした。
祖母とつないだ手はとても温かく、私はお参りが大好きでした。


867 :2:2008/05/22(木) 20:23:05 ID:IUcgnRkm0
祖母はいつも手を合わして、深々と礼をし、ずいぶん長い間目を閉じてお祈りをしていました。
私はいつも単純なお祈りだけをし、祖母の真剣な横顔を眺めていました。

終わってからいつも、「何をお祈りしてたの?」と聞くのですが、
祖母はニッコリ笑うだけで、一度も答えてくれませんでした。
私は気にすることなく、毎回帰りに買ってもらうアイスを楽しみにして、祖母とおしゃべりをしながら帰りました。

話は急に変わってしまうのですが、私は幼いころから霊能力が強く、いつも霊障に悩まされていました。
金縛りは毎日で、眠れない日々が続き不眠症でした。
寝ていても足を触られたり、お腹を針のようなもので刺されたりと、年々エスカレートしていきました。

母と霊能力者のところにも何度か訪れたのですが、
高いお金を請求され、しかも何をやっても効かないので、もう私もあきらめていました。


868 :3:2008/05/22(木) 20:30:07 ID:IUcgnRkm0
中学3年になるころには、さらに霊障はひどくなり、交通事故も何度も経験し毎晩繰り返される金縛りや、
霊によってみせられる幻のようなもので(ご飯の上に髪の毛や虫がのっていたり)
精神を病み、不登校になりました。

祖母は母が仕事に出ている時間、うちに来てくれて、いつも手を握っていてくれました。
祖母といる時間が、私にとって唯一安らげる時間でした。
母親は仕事で帰りが遅く、あまり口をきく時間がありませんでした。

毎日の嘔吐、拒食症になったと思ったら過食症になり、
常に体調も精神も不安定で、自殺未遂も何度か起こしました。
その度に失敗し、生きるのも辛い、しかし死ねないという最悪の状態が続きました。
祖母とのお参りにも行けなくなりました。


870 :4:2008/05/22(木) 20:40:28 ID:IUcgnRkm0
中学を卒業してすぐのころ、唯一の支えだった祖母が他界しました。
私は大泣きしました。
しばらく祖母の使っていた部屋に引きこもり、
祖母が使っていた洋服などを抱きしめながら、泣く日々が続きました。

そんな時でも、母親は平然とした顔で仕事に行っていて、
それで食べさせてもらってはいるものの、少し母に対して怒りも芽生えました。

祖母が他界してから2週間ほどたったころ、
だんだん私の周りで、霊障が起こらなくなってきたことに気が付きました。

私の4人だけいた友だちの一人が、
「○○(私の名前)の痛みを、おばあちゃんが全部天国へ持って行ってくれたんだよ」
と、電話で言ってくれました。
そのときも私は、電話口で大泣きしました。

一年後には霊障が全く無くなり、精神も体調も回復した私は、
通信制の高校にも行けるようになり、バイト仲間たちに支えられて楽しい日々を送っていました。
祖母の家が引き払われることになったので、私は荷物の整理に行きました。
もう気持ちも落ち着いていて、毎日墓参りに行っていました。


871 :5:2008/05/22(木) 20:49:44 ID:IUcgnRkm0
押し入れの中を整理していると、祖母の古い日記が何冊か、風呂敷にくるまれて出てきました。
その日記は、毎週日曜日に付けられていました。
私は日記を読んで唖然としました。

まず初めのページは、父が死んだ日でした。
不慮の事故と聞かされていましたが、実は自殺だったということが書かれていました。
原因は母の浮気だったそうです。
ショックでした。涙が出ました。

しかし、次のページを捲った時に、一瞬で全身が冷たくなりました。
そこには祖母の、私に対する怒りが書かれてありました。端から端までギッシリと。
私が『浮気相手との間にできた子だ』という文章から始まり、
『殺してやりたい』『しねばいい』などという、今までの祖母とまったく違う顔がそこにはありました。

私が苦しみながら死ぬように、神社で祈っていたのです。
あんなに長い間、毎週毎週、長い時間。
隣にいる幼い私を、呪い殺すことだけひたすら願い続けていたのです。
祖母の熱心な祈りが通じたのか、私は大変苦しみました。
そして祖母も、苦しみながら死んでいきました。

日記は燃やしました。
長い年月がたった今でも、忘れられない出来事です。
誰にも言ったことはありません。

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