最近会社や家でオカルト話をしたり、Cante.laでオカルト記事書いたりしてオカルトづいているのですが、我が家で最近不思議事件が起きていて、ドキドキしています。
ウチはリビングと寝室がつながっているのですが、クーラーは寝室だけに設置しています。基本的には寝室+リビングでもクーラーは効いているんだけど、真夏はさすがに厳しい。節電で設定温度も高め。というわけで、苦肉の策として、リビングの真ん中あたりに「つっかえ棒」を渡して、そこにカーテンを取り付けたのです。これで夏も乗り切れる。そう思っていました。
事件は突然やってきた。
簡易カーテンを設置して2日後くらい。シャワーを浴びていたら、部屋の方から「ファーオン、ファーオン」とけたたましく警報音が鳴り、続けて女性の声で「火事です。火事です。」と。慌ててシャンプーを流して部屋の方に行き、妻に「何??」と声をかけた。妻も「わからないけど、急に鳴った」と。
異変を感知した火災報知器はリビングの真ん中あたりに設置してあり、それは簡易カーテンの真横、クーラー側にありました。差温式の報知機だったので、カーテンで仕切られた右と左の温度差が出てしまったのだろう。そういう結論を出しました。「いくらなんでも、そんなに温度差が出るわけないよなぁ」と腑に落ちない部分も多々あるのですが、ひとまず自分自身に言い聞かせ納得した。
そしてその日の深夜。眠りについていた僕達の耳に「ファーオン、ファーオン。火事です。」という警報音。慌てて飛び起き、警報音を止めました。おかしい。寝る前にカーテンは端に寄せ、寝室の扉は閉めて寝るので、リビングの温度は一定のはず。深夜なので室温も30度いかないくらいだろう。
「何なんだよ!」
無性に腹がたち、イラついた。そして、同時に不気味さも覚えた。「火事です」という警報からの声は女性ではなく、男性の声だったから。
その後も定期的に火災報知器の誤作動は続いた。
そして一昨日、またもや頻繁に鳴った。会社からの帰りだったのだが、妻から「うわーん」というメール。急いで帰った。その後、寝るまで警報機が鳴る事はなかった。
そして、また深夜。
「ファーオン、ファーオン。火事です。」という警報音。今回は女性の声。ていうか、男性の声はあの一回だけだった。
慌てて飛び起きる。そして警報機を止めた。電気をつけ、時計を見ると2時40分。俗に言うところの「丑三つ時」だ。怖さや苛立ちやらもう大きくなって、「ふざけんな」とその警報機をガコッと外した。案外簡単に取れた。
「平和が訪れた」
そう思った。ホントにそう思った。全て解決だ。
翌日、今まで何も動かなかった、キッチンの警報機が鳴った。僕が会社にいる時に。家にいた妻は警報音をいつものように止めたのだが、壁に設置してあるモニターに「火災」の文字が点滅したまま。警報音は止まっているのだが、表示は出ている。そして、夜になり僕が帰宅した。話を聞き、キッチンの警報機をリビングの時と同じようにガコッと回した。しかし、リビングのとは仕様が違うようだ。どうやらこちらは差温式ではないようだ。細かい文字を読むと「65度」と書いてあった。65度以上になると作動するのか。うん、おかしい。そんな温度になるわけがない。
もう正直、この頃になると警報音がトラウマになっていた。20歳くらいの頃に電話ノイローゼになって、電話線を元から抜いていた時期があったが、それ以来、突然鳴り出す音が凄く苦手。
どうにかして、キッチンの警報機も外したかったが、仕様上、難しそうだった。「平和終了のお知らせ」を覚悟したが、諦めずに策を考えてみた。そうだ、壁に設置してあるモニターの横に何か開きそうな箇所があった。そこに解決策がある。直感的にそう思い、そのフタ的なものを開けた。そこにはインターホンと警報機などの電源や設定ボタンが隠れていた。これだ。
そこには「リセット」というボタンがあった。よし、とボタンを押すと一旦全てが解除され、再起動した瞬間に「ファーオン、ファーオン。火事です。」と鳴りだした。慌てて、その横にあった電源をOFFにした。当然警報音は止まった。
「これで平和が・・・」
と、イマココなのだが、夜ベットで目を閉じると音が鳴っているような錯覚に陥る。地震直後に揺れてないのに、揺れているように錯覚したアレと同じ。このまま、平穏が訪れる事を切に願う。
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